2017年10月24日火曜日

中国西安紀行(2)兵馬俑→大雁寺

平成28年8月11日(木)兵馬俑→大雁塔

秦始皇帝兵馬俑博物院にはレストラン街が並ぶショッピングモールがある。
大迫力の兵馬俑を見たあとは、そこまで歩いて西安名物ビャンビャン麺。


テーブル奥の太い麺がそれ。太くて食べごたえがある。
漢字で書くとすごく画数が多くて、実際にはこう書くがとても覚えきれない。


昼食後は再び西安市内へ。
途中、唐第6代皇帝の玄宗(685-762 在位712-756)と楊貴妃(719-756)のロマンスで有名な華清池を通る。
玄宗以降、荒廃したが、今では西安の有名な観光地の一つになっている。
中央には楽しそうに踊る玄宗皇帝と楊貴妃の像が立っている。



西安市内に戻り、市中心の東南に位置する慈恩寺へ。
慈恩寺は、玄奘(602(600?)-664)がインド歴訪から帰国したあとインドから持ち帰った経典を漢訳したお寺として有名。
その数、76部1335巻!気の遠くなる数字だ。
慈恩寺の敷地は現在の7倍以上あったとされるが、今でも3万㎡以上もあり、十分広い。

優しいお顔をした玄奘の像がお出迎え。


慈恩寺の見どころはなんといっても大雁塔。残念ながら修復作業中で緑色の覆いがかかっていた。それでも中には入れるので、塔のてっぺんまで上ることにした。


まずは大雁塔正面の龍の彫刻が見事な大理石の階段をあがり、


正面左の入り口から入って、

らせん状の階段をひたすら登ると、

7層64mの高さの塔の上から眺めるパノラマが広がる。
南の方には緑に囲まれたお寺の境内が続く。


お寺の境内を歩くお坊さん。夕方になっても夏の日差しは強い。


横から見た大雁塔。
高さが64mあるだけでなく、慈恩寺の敷地の中の小高い丘の上にあるので、ひときわ高く見える。


慈恩寺の隣にあるショッピングモールの上の巨大なスクリーンには敦煌莫高窟の壁画が映し出されていた。今回は西安市内だけの旅行だが、いつかはさらに西まで足をのばして敦煌まで行ってみたいと思う。


夕食は西安名物の精進料理。
普段から野菜中心の食事をしているので、精進料理は胃になじんでうれしい。


食後の散歩はホテル近くの東門へ。
夜になるとライトアップされて、昼間とはまたひとつ違う趣になる。


同じくライトアップされた見張塔の上に浮かぶ月。


夏の西安は暑い。昼間外を歩いていると汗びっしょりになる。
ホテルの部屋にはパナソニック製の洗濯機が置いてあったのでフル活用した。
速乾性のワイシャツやTシャツということもあるが、洗濯機だとちゃんと脱水してくれるし、気候が乾燥しているせいもあって、洗濯しても翌朝には乾いている。
とても助かった。


(次回に続く)