2014年6月16日月曜日

瀬戸内 ・南紀美術紀行(3)大塚国際美術館その3

平成25年12月22日(土) 大塚国際美術館続き
 エル・グレコの部屋に入った瞬間、思わず「あっ」と声をあげてしまった。
なんと「オルガス伯の埋葬」がある!
24年前のスペイン旅行のとき、わざわざトレドに行ったのに見ることができなかった作品だ。



このときは、昼過ぎにトレドに着いて市内を散策しながらサント・トメ聖堂に向かい、近くの食堂でお昼を食べていたら、やたらに料理が出るのが遅く、食べ終わってサント・トメ聖堂の入口まで行ったらもう扉は閉まっていた。この日は日曜日だったせいか入場は3時までだったのだ。


トレドの街並み



24年前に見ることができなかった作品にようやく出会えたり、海外で見たことのある絵に再会したり、展示作品の間を歩いているだけで、なんとなく懐かしい気分になってくる。

パリ・ルーブル美術館のダ・ヴィンチ


パリ・オルセー美術館のモネ

同じくオルセー美術館のアンリ・ルソー



フィレンツェ・ウフィツィ美術館のボッティチェッリ

もう一度パリやフィレンツェの美術館めぐりをしたいと思うこともあるが、ここ大塚国際美術館でも十分海外気分をあじわうことができるので、あえて10時間もかけてヨーロッパに行かなくてもいいや、という気にもなってくる。

それでも教会の聖堂を再現した環境展示を見ると、やはりヨーロッパに行ってみたいと思うようになるから複雑だ。
これはフランスの聖マルタン聖堂壁画。


ヨーロッパの思い出にひたっているうちにバスの集合時間が近づいてきた。
やっぱり5時間では足りなかった。
また来なくてはと思いながら、大塚国際美術館をあとにした。

途中の道路は順調で、夕方6時前には高松市内のホテルに到着し、ホテルの部屋で少しくつろいでから夕食を食べに出かけた。
めざすはもちろん讃岐うどんの店。

入ったのは「さぬき麺業 兵庫町店」。
うどんがすぐに出てくるセルフの店もいいが、うどんを待つ間、甘辛の味噌で食べるおでんもまた格別。


メインは温玉ぶっかけ。



明日は金刀比羅さん詣で。
西洋から日本の江戸時代にいきなり場所も時間もトリップしてしまったようで、何となく不思議な感じだ。
(次回に続く)
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